2021/07/15

日本は高温多湿な気候であることから、ちょっと気を抜くと至るところでカビやダニが発生してしまいます。布団や絨毯など湿気を溜め込み易かったり、掃除がしにくい場所などに特にその発生が多く見られます。最近の住宅で畳よりもフローリングが選ばれているのもこうした理由が原因です。畳は表面のイグサに沢山の隙間がありますし、内部に藁などをしているものもありますので、1度ダニが発生すると退治するのが困難です。
小さな子供がいる家庭では、このダニによってアレルギーなどの喘息などが引き起こされる可能性があります。こうした不安を減らすことが出来るためフローリングが住宅に浸透していますが、欠点もあります。フローリングは衛生面には非常に期待できますが半面、木材で出来ていますのでちょっとした衝撃で簡単に傷が出来てしまいます。家具をちょっと引きずったり包丁やお皿など硬いものを落としたりすると擦り傷や凹みが簡単に出来てしまいます。
そして、この傷は放置しても自然に治ることはありません。したがって、気になる場合は補修することになりますが、目立たなくさせる程度なら同系直のワックスで塗っておく方法があります。深いものや目立つ箇所に出来た場合は工務店やリフォーム業者に依頼することになります。長年使っていると床の色も新築当時の色と違っている場合もありますので、一部分を交換してもかえって目立ってしまうこともあります。
気分も変わりますので思い切って全面を交換することも良い選択です。